ブルーベリーの害虫1 シャシャンボツバメスガ
春に新芽が出て、ブルーベリーの成長をよろこんでいると、6月の頃からでしょうか、新芽の先端が茶色に変わり、その部分が枯れてきます。新芽がどんどん枯れて、かなりの被害を受けます。木は枯れることもなく、毎年実をつけてくれていますが、生育への影響は否定できないと思います。
写真は、被害を受けた苗木です。
犯人は、「シャシャンボツバメスガ」と呼ばれる蛾の幼虫です。被害の部分を切り取って見ると、とても小さな幼虫を見つけることがあります。(写真中)
7月末現在で、かなりの被害が確認できます。しかし、最近、幼虫は見られなくなりました。さなぎか成虫になったのでしょうか。
これから被害部分を切り取る作業を行います。
9月にブルーベリーは新芽を出しますので、その際に被害が確認され始めれば、農薬散布をしてみようと思います。
「デルフィン」という名前で、BT剤とよばれる有機農薬です。人間には無害ですが、蝶や蛾の仲間の幼虫が、この農薬に含まれているバチルス・チューリンゲンシス(BT)菌のタンパク成分を食べると死んでしまいます。
1週間あけて、3回ほど散布しようと思っています。
グランドカバーにはまっています
当園のブルーベリーは6月から8月にかけて実をつけます。その期間には、薬剤散布は極力控えようと思っているので、その間雑草が次第にはびこってきます。
特に、梅雨の時期は、1週間もすると刈り取った後は元に戻ってしまいます。この時期、日々雑草の刈り取りに追われます。現在、2つの防草対策を考えています。
一つは、刈り取った雑草を元にあった場所に置いてみています。そうすることで、下の雑草は光が当たらなくなり、枯れてしまう、というシナリオです。たくさんの雑草を置くと、そこは雑草が生えてきません。
少ないと隙間から雑草が顔を出すのが問題です。
もう一つは、グランドカバーです。ホームセンターでは、最近いろいろなグランドカバーの植物が売られています。昨年、「タピアン」の苗を一つ買いましたが、それが広がり、雑草を抑え、きれいな花をずっと咲かせています。11月まで続き、来年はさらに増えます。ピンクと紫と白があります。
今、少しずつですがこの苗を園内に広げています。タピアンが広がるのを想像するとワクワクします。
他にも3種類ほど試しています。
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